りんかい日記

"うまくやる"ための試行錯誤

仕事がないから辞めない

黄金の手錠の存在は、確かに転職を思いとどまる大きな理由になっているけれど、もうひとつ、今の職場でやることがないということも、転職に動かない理由なのだと、ようやく思い至った。

諸般の事情により、今の僕は会社でやる仕事がほとんどない状態にある。この状況は去年の夏ごろから断続的に続いていて、仕事をくれと主張すると単発の仕事が時折回ってくるが、何も言わないと、本当に何も出てこない。所属している組織から役割を与えられないことが、当初はかなり精神的にきつかった。けれど、特に改善されないまま今に至り、次第に、この状況がもう1年ぐらい続かないかなと思うようになった。

仕事がなくてきついのは、組織に帰属意識を抱いていたからであり、組織に貢献したいと思っていたからであり、組織での栄達に価値を見出していたからだ。その前提が崩れると、仕事がないという状態を何とも思わなくなってくる。むしろ最近は、仕事が回ってきそうな気配があると選別をして、面倒そうな内容は極力受け取らないようにしている(低稼働を保つ秘訣は、全く何もしないことではなく、低負荷の業務をアピール程度に引き受けることにある)。

僕が今の勤め先を辞めるのは、仕事が急に増えて、勉強に充てられる時間がなくなったときだろう、という予感がする。簿記1級は6月末なので、あと100日は仕事をせずに乗り切りたい。無茶苦茶なことを言っている自覚はある。しかし、こんな安い給与で4年間働いてきたのだ、このあたりで少しでも帳尻を合わさせてほしい。