りんかい日記

"うまくやる"ための試行錯誤

勉強すると見えてくるものがある

基本情報処理技術者試験の勉強をしている。次の仕事をどうしようか、ゼロからエンジニアってなれるのかな、ITコンサルに転職してDX人材になろうか…という話を同居人にしたところ、とりあえず全体像知りたいんだったら勉強したら?と勧められたのがこれだった。 この界隈の資格体系とかレベル感はよくわからないけれど、これはたぶん日商簿記2級みたいな位置付けな気がした。ITパスポートが3級で、応用情報が1級みたいな。ところどころ知っている知識や単語はあるけれど、全体としては知らないことも多い。特に技術的な話はほとんど初見だ。あと、n進数とか論理演算とかは、単純に不得意だ。高校時代のトラウマが蘇る。

試験日まであまり日がなく、割と高火力で勉強をしているのだけど、同居人の(何気ない)助言は慧眼だったなとつくづく思う。どういう意味かというと、勉強によって仕事で見聞していた断片的な知識や単語がつながり、鮮やかな視野が開けた思いがする一方で、これを専門として食っていくには僕自身の興味が薄いな、とも感じたのだ。実は同じような思いは簿記の勉強をしているときにも感じていて、勉強によって解像度が上がったことは間違いないし、それによって仕事のアイデアやコメントも多少は精度が上がったように感じるけれど、このドメインを専門としてあと40年働くのか…と思ってしまったのだ。

もっとも、どんな分野に手を付けたところで、同じように「これじゃない」と思うのかもしれない。だけど今の僕は、悠長に模索を続けられるほど若くもない。あと2~3回の試行で着地できそうな気もしているのだけど。